2017年6月19日月曜日

近況報告

忙しさにかまけて長い間放置してしまっていましたが、
無事昨年5月に博士課程修了し、8月からテニュアトラック*のお仕事を始めました。
ちょうど一年目が終わり、今は研究に打ち込む夏休みを過ごしています(学生の時と変わらない・・・)。
長らくの応援ありがとうございました。

今後、博士課程での残りの道のりなど、また振り返って近いうちに時間をとってまとめたいと思います。
アメリカアカデミアでの就活に関する情報も少ないのでそこらへんもまとめていきたいと思います。

*テニュアトラックとはなんぞや、という方はそのうち記事を書きますのでお楽しみに。とりあえずは准教授に昇進して終身雇用権をもらえるようになるまでの準備期間・審査期間と言っておきます。

2014年9月30日火曜日

ハワイも4年目

1年9か月も放置してしまいました・・・。
 
今まで何やってたかって・・・学会が多かったんですよね。
年に一回のフィールドワークの反省(秋学期まるまる)や企画(春学期まるまる)をし、授業を毎学期3つとり、自分の授業も教える傍ら、数か月に一回やってくる学会発表をやっつけていたら、あっという間に時間が過ぎていってしまいました。
でもハワイ、ボストン、日本、といろんなところで発表できたばかりか
ホノルルで会った学会の企画委員もさせてもらって楽しかったです。


秋学期が始まって1ヶ月経ちました。

アメリカは6年目、ハワイは4年目。早いもんです。
4年目ともなるともう学科でも寮でも古株です。上の人がどんどんいなくなっていく・・・


今年の目標はABD(All But Dissertation)になること。
そのためには去年から書いてるqualifying papersをさっさと終わらせ、
さらに博論のプロポーザルをしないといけません。

なので今学期は(やっとこさ)履修する授業の数を抑えてとにかく前へ進むために頑張っています。
なんだか今まで我武者羅にやってきましたが、今年はちょっと一息ついて、
じっくり自分の研究を見つめ、博士の先に向けてできるだけいろんなことを吸収していく年にしたいです。

ブログももうちょっと頻繁に更新したいと思っています。

***

最近、ブログを通じて大学院留学に関する質問を下さる方が結構います。
お返事には時間を要するかもしれませんがそういうお問い合わせは大歓迎ですので
わからないことや困っていることがあればこちらからお気軽にご連絡ください。

以前メールをくださったsaoriさん、お返事したのですがメールが返ってきてしまいました。
しばらく更新が滞ってましたが、私は現在も大学院生であり、よってこのブログは現在進行形で留学ブログです。
留学を志すにあたっての準備などについてはこちらにまとめてあるのでご覧ください。

2013年1月6日日曜日

2013年

遅ればせながら明けましておめでとうございます。

ハワイは雨続き、風の強く肌寒い日々ですが、今日は少し晴れ間が見えます。

今日で冬休みも終わり、明日からは春学期が始まります。
冬休みが終わるといっても、年明けから新学期に向けての準備が結構忙しく、すっかり正月気分などは吹き飛んでしまいました。
日本だと松の内までは正月気分だった気がするのですが、こっちでは1月2日からいつもの日常へ気持ちが切り替わります。あれ、新年だったっけ?と忘れてしまうぐらい・・・

ちなみに冬休みは、去年もいったカウアイ島で研究のことは忘れてのんびりした1週間を過ごしました。



久々に学術論文ではなく、趣味の読書もできてよかったです。


さて、去年の抱負ですが・・・具体的にしようと思って立てた抱負、具体的にしすぎて失敗しました。
論文は一本出せましたし、ピッツバーグにも行ったのですが、他はほとんどクリアできず。
まず、研究がかなり忙しくなって、生活方針も変わり、サーフィンやサッカーやウクレレの時間などはとれませんでした。まぁ、またいつかできるでしょう。
研究については、博論のテーマ、というまでは具体化しませんでしたが、夏休みはフィールドワークまで行けましたし、大まかな方針が見えてきたのでよしとします。
また、秋学期には長年の目標であった授業と研究と私生活のバランスがうまくとれるようになったのが大きな進歩でした。
研究面でも、学業面でも、教員としてもなかなかの成果が出せた2012年だったと思います。

今年も抱負はありますが、明記せず不言実行でいきます。
2013年もポジティブにアクティブに頑張っていこうと思います。宜しくお願いします。


ちなみに2012年、スポーツの面においては私にとってなかなか苦い一年でした。
まずカレッジ・フットボール。
ピッツバーグ大もハワイ大も新しい監督のもとでスタート。
ピッツバーグはなんとかシーズン勝ち抜きましたが、先日のボウルゲームでは負け。
ハワイ大はシーズン中一勝のみで、ズタズタでした。
どちらも来シーズンに期待します。

プロでは、スティーラーズはシーズンで上位に入れず、スーパーボウルどころかプレーオフも出場できず。いつもより早くフットボールシーズンが終わってしまった気持ちです。
ホッケーはロックアウト(就労拒否)で2012年の試合は全部中止になりました。
しかし、先ほどニュースが出て、ようやくロックアウト解除とのこと。
後残り少ないですが全シーズン中止にはならずに済みそうでよかったです。



最後に、以前紹介したPHD Comicsでの "2 Minute Thesis Competition" ですが、今回紹介されていた研究は言語学の研究でした。興味のある方のために載せていきます。

2012年12月17日月曜日

秋学期終了

6日に授業が全て終わり(最後のほうは自分が受けてる授業も教えてる授業もプレゼンばっかりでしたが)、
10日は学生の期末テスト、
14日にペーパー全て出し終わり、
先ほど学生の成績を全て入力し終わって・・・
ようやく、秋学期終了です!

いやぁ、忙しかった・・・終わってほっとしています。

とはいえ、冬休みもまだいっぱいやることが・・・。時間を有効に使わねば。

そして、来学期も、忙しくなりそうです。
特に火曜日がみっちり。朝の10時半から日本語統語論・意味論、お昼をはさんでフィリピノ語構造のクラスのお手伝い、そして言語習得セミナーが3時間。
まだちょっと悩んでますが、研究に重点を置きたいので、授業はこの2つでいきます。
日本語統語論の授業は宿題は多いようですが、term projectがないので、その分自分の研究に時間があてられるかな、と。
フィリピノ語のお手伝いの分は忙しくなりますが、研究にも繋がるし、楽しみです。
もう必修の課目は、ほとんど取り終わったので(次の秋にとる授業ひとつだけ)、今回は選択の自由度が高かったです。
でも、早く卒業したい反面、とりたい授業もいっぱいあって困ります。自分の学科だけではなく、第二言語学科、フィリピノ語学科、日本語学科の授業もとりたいので・・・。

ティーチングは来学期も月・水・金になりました(火曜がみっちりなので当然なのですが)。
ティーチング始めてからずっと50分x週3回を担当しています。
今までのいろいろな反省を活かし、来学期用のシラバスはさらにパワーアップ。
次もまたメディアが使えない教室になってしまったのですが、毎回プロジェクタを持ち込んでいた今学期から方針を変え、ハンドアウト中心の授業にします。
そのかわり、1~2週間に1回、PCラボに行く日を作り、そこで映像を見せたり、学生たちが自分で録音を聞いて作業するなどのアクティビティを取り入れることにしてみました(先学期、もっとアクティビティがほしいと要望が多かったので)。
うまくいくかどうか?楽しみです。


写真は、先日の卒業式の様子。仲のいい友達がドクターをとって卒業するので参加してきました。


12月は卒業生が少ないので、学部生・大学院生合同。
ハワイ大ではひとりひとり名前が呼んでもらえます(ピッツバーグは博士号取得者だけでした)。
もう少し長いかと思ったら、2時間ぐらいで終わってよかったです。

ちなみに卒業式の後はみんなで運動場に行き、卒業生にレイを贈呈しにいくのが伝統です。


そして、下はクリスマスのハワイ市庁舎。 12月の最初からお正月まで、Honolulu City Lightsというイベントで、イルミネーションが綺麗です。



中もツリーがいっぱい。

2012年11月2日金曜日

PHD Comicsでハワイ大学の学生たちが登場

世界中の大学院生・研究者から親しまれているJorge Cham氏の "PHD Comics"。
(PHD = Doctor of PhilosophyとPiled Higher and Deeperをかけている)
アカデミアを風刺した、ちょっと自虐的な「あるある」ネタについつい共感してしまい、ぷぷっと笑ってしまいます。
著者がスタンフォードで博士の学生をしてたときに描き始めたらしく、ポスドクとなった現在も続けていらっしゃいます。
さらには漫画をもとに映画製作もおこなって世界中の大学で上映ツアーも(私も見ました)。

この映画クルーたちが最近になって "PHD TV" という新しい企画を考えたようなのですが、その番組のひとつが "Ph.Detours".
過去3回、どれもハワイにて撮影。2話目はマウナケア山にあるCaltechの展望台の話でしたが、1話目と3話目にはハワイ大学の大学院生が登場しています。

地質学・地球物理学:溶岩流と熱伝導の研究。


海洋物理学:波の研究。

総合大学にいることの利点というのは、自分とは違う分野でいろんな研究をしている人と出会えることだと思うのです。少なくとも私は・・・。
ときどき他学部・学科の友人の論文発表会に呼ばれますが、本当に面白いものです。特に博士ともなると、説明が上手で、専門的なことが分からなくても概要がきちんとつかめるのです・・・自分の研究を極めてる人々のはずなのに、やっぱり博士ってすごいなと思う瞬間です。

でも、大学院生をしてると、普段自分の専門分野のことを考えるので精一杯なのが普通です。日中は授業や研究室やオフィス、夜も自分の部屋で勉強、研究・・・
でもそんなときでも手軽にアクセスできるのがインターネット。
Cham氏は、こういうふうに自分のスキルやリソースやコネクションを最大限活用し、大学院生が自分の研究をインターネットを通して、場所や分野問わずいろんな人に紹介する場を与えてくれてるんだと思います。

たとえば、"2 Minute Thesis Competition" という企画。自分の修士・博士論文を2分で説明したものを音声録音してJorge氏に送り、選ばれれば、Jorge氏がアニメーションをつけて彼のサイトで発表してくれるというもの。


上記のビデオは最優秀作品なのですが、なんとピッツバーグ大学の学生でした!!

立て続けに自分の卒業校や在籍校の学生が登場するなんて、なんの偶然かと(笑)
自分も頑張らねばとやる気が出ますね。

タガログ語

Language Logのツイッター言語学(とでもいいましょうか)の記事でタガログ語が言及されてました。
ツイッター上でかなり使用頻度の高い言語だとか。
http://languagelog.ldc.upenn.edu/nll/?p=4283

"I don't know much about Tagalog but it sounds like a fun language. "
「タガログ語のことはよく知らないけど楽しい言語みたいだね」

自分の研究言語がこういう形で登場するのは嬉しいですね。


ついでにカナダでタガログ語話者が増加中らしいです。
http://globalnation.inquirer.net/54496/tagalog-is-fastest-growing-language-in-canada-says-linguistics-survey

今後に期待です。

2012年10月31日水曜日

秋学期も半ば

また随分サボってしまいました・・・。あっというまにもう10月も終わりですね。
秋学期も半ば・・・過ぎましたね。この記事書き始めたときはまだ半ばだったんですが(汗)
実際には秋学期もあと6週間ほどのようです。

今学期、息つく暇もないぐらい全速力中です。本当に、あっぷあっぷ。
授業は必修3つ(実際には2つは選択なんですが、アドバイザからとるように言われたのでほぼ必修みたいなもの)。
TAをしている場合は、9単位が上限なので、つまりはいっぱいいっぱいとってることになります。
結構密度の高い授業ばっかりで、それに加えて自分の研究もあるので、常に何かに追われてる気分。
授業のための論文を読み終わったと思えば、自分の学生の宿題の採点をせねばらず、週の後半の残された少しの時間を自分の研究に当てる・・・と。


自分の研究については、夏休みのプロジェクトの結果の分析が終わったところで、 今後さらに博論に向けて改良を重ねていくことになります。
他にもいろいろやらなきゃいけないことがあるのに、そこまで手が回らない。
さらに履修してる授業の研究課題もあり、一応データまでとらないといけないらしい・・・どうするのだ。
まあ、こんなことだろうと思って、今年は寮の仕事は遠慮させてもらうことにしたわけですが・・・。
そろそろ必修の授業は取り終わるので、来学期は授業の負担を減らしてもう少し研究に専念したいです。

夏のフィリピンでの研究は、あんなに頑張ったけれど、pilot studyにしかなりません。
うぅ、茨の道。
実験というのはほんとに時間も手間もかかるものなんですね。
コーパスのときは先生にご指導いただく傍ら、パソコンの前で自分で試行錯誤するだけですみましたが
今やってる研究では共同研究者と連絡をとったり、さらに実際の人間に実験に参加してもらうので、自分の都合だけではどうにもならず、二倍も三倍も大変な気がします。
ちょっと地道なコーパス分析がちょっと恋しい(恋しいっていってる場合じゃなくて、やらなきゃいけないんですが)。
まあ、全て博論のため・・・と思えば、長いプロセスも当然と諦めもつく。やるっきゃないのです。

それにしても、ただでさえインスピレーションは十二分にある上に、
履修している授業の期末課題でペーパー(未発表の話題)を書かなければいけないので
やりたい研究は増えてくばかりですが、時間の絶対数が足りませんね。

ティーチングは先学期よりも圧倒的に楽です。
とはいっても、先学期の資料があるといっても準備はサボらず必ず毎回改良してます。
さらに、今週は先学期扱わなかった話題をとりいれるので、こればかりはゼロから準備せねばなりません。
でもやっぱり全てイチから準備していた(先輩の資料をいただいたとはいえ)去年とは比べものになりませんね。
講義の段取りも去年よりは大分進歩したと思います。来学期はさらなる上達を目指します。
ちなみに、この間期末ペーパーのお題を提出させたら、いろんな人が「言語習得」って書いててちょっと嬉しかったです。
それから、中間評価をしてもらったら、全体的にはなかなか満足してもらってるみたいですが、「もっとグループディスカッションしたい」とか「プレゼンに文字詰め込みすぎ」とか、なかなかためになる意見ももらいました。
「テストやさしくして」とか「宿題減らして」はどうしようもないけれど・・・ 

先週は第二言語習得学会でなつかしのピッツバーグ行ってきました。
友人たちが準備する過程を傍らで見てきた学会が大好きな街でようやく形になり、なんとも言えない気持ちでした。
ピッツバーグは涼しくて(ハワイから行くと思ったより寒く感じました)、涼しく紅葉が美しかったです。

学会では恩師や学友のみなさんと再会でき、学会以外でも友人と会う機会があって大変有意義な5日間でした。
久々にピッツバーグ交響楽団も聞きにいけて本当に嬉しかったです(ハワイの楽団はあるのやらないのやら・・・)
マーラーはわくわくするので好きです。