2011年5月26日木曜日

進学先の決定

アメリカでは、進学の返事は大体4月15日が締め切りです。waiting listに載った場合は、もう少し後まで待ってもらえるのかもしれません。

私は、修士課程の出願時には合計3校、博士のときは合計5校合格しました。この中から1校に決めた理由は、大きく行って3つです。以下は修士課程を決めたときのことを主に記していますが、博士のときもほぼ同じような理由で学校を選びました。


1つ目は、financial aidの内容です。

簡単にいいますと、今いる学校は先生がかけあってくれて、奨学金の給付内容が変更になり、そのおかげで私は、国内からの奨学金と学校からの奨学金を両方頂けることになったのです。渡航費に困っていたところだったので、大変助かりました。

もう1校、奨学金付で合格していたのですが、内容の変更は不可とのことでした。そもそも、かなり贅沢なお願いだったので、当然かと思います。しかし、この時点で今の学校への進学がほぼ決まりました。

残りの1校は、最初はfundingなしで期待していなかったところ、あとからTAのオファーが来ました!しかし、その時点でお断りしてしまいました。
やはりTAと奨学金だと、奨学金の方が勉強に集中できて魅力的だからです。



2つ目は、プログラムの魅力(内容、大きさ、良し悪し、卒業生の進路等)。

お分かりの通り、3校中2校は、アジア言語学科。1校だけが言語学科でした。アジア言語学科が悪いというわけでは決してありませんが、自分の希望として、もっと広く言語学一般を学んでみたいということがありました。
とはいえ、学校自体はアジア言語学科で合格している2校の方が格上だったのでかなり迷いました。。今いる学校も悪くないのですが、世界ランキングでも国内ランキングでもかなり差がある相手だったのです。
しかし、プログラムで見ると、今の学校の言語学科は結構いいところだったんです。分野別ランキングで上位だし、卒業生の就職率もよい。これは魅力的でした。

また、プログラムの大きさも考慮に入れていいかもしれません。例えば私の場合は、小さめのプログラムの先生が、「研究者を目指すのなら、博士で別の学校を受けるか、最初から大きい学校に行った方があなたのためになる」とアドバイスを下さいました(それなのに合格させて頂けたんですが…)。小さいプログラムだと、自分の興味に関連したことを研究している人も少ないかもしれませんよね。
ただ、学校によっては他のプログラムとの提携が強い学校もあります。研究内容によっては、他学科の授業を受けたり、他学科の先生に研究を見てもらうことによって、プログラムの規模のフォローは可能だと思います。



3つ目は、先生との出会いです。

最後まで迷った2校は、両方とも、連絡をとった先生がとてもいい方々で、それも迷っていた原因でした。どちらの先生もかなり協力的で、出願のときからいろいろなことを教えて下さり、力になって下さっていました。

今の指導教員の先生とは、幸運なことに、実際にお会いしてお話する機会があって(面接を兼ねて)、やはりどんな方か分かっていて安心できたというのがあります。あとは、前述したように奨学金のことを学校にかけあって下さったのも、とても大きかったです。

でも、もう一方の先生もかなり私のことを気に入って下さっていたので(というのもおこがましいですが)、本当に辛い決断でした。奨学金つきの入学許可が下りたのは、きっと先生が推してくれたおかげだと思っています。

何年間かお世話になる先生ですので、やはり上手くやっていける人かどうかというのは重要かと思います。私の場合は、どちらの先生とも本当に一緒に研究をしたかったんですけどね。




以上、私が選んだ理由は大きく言って以上の3つでしたが、どうしても甲乙つけがたい場合、他に考えうる要因としては、


●日本人の多さ。
英語力を考える場合。日本人が多いと、絶対に英語が伸びない、ということはありませんが、少ないと全部自力ですので、なんだかんだ鍛えられると思います。
ただし!!一概に日本人がいなければいいとも言えません。というのは、日本食が恋しかったり、日本の活字が恋しくてストレスが溜まるような人もいるみたいなので。
私はといえば、無頓着なので、基本的には日本人が少ない場所に行こうと思っていました。実際に来てみて、結構日本人がいるのに拍子抜けしましたが、それでも、もう少し安いアジアの食料品が売ってるお店が多い地域だったら便利なのになー、と思うことは時々あります(特にお米)。
でも、行きにくくて行ったことがないだけで、市内には一応日本食料品店もアジア食料品店もあって、その気になればそういうものはある程度手に入るような場所なので、そんなに不便でもないかと思います。なんだかんだNYCやシカゴなどの大都会も周りにありますし。
あとは、いるところには日本人もいるみたいなので、万が一何かあっても何とかなるかも(というか、先生も日本人の方ですが…)、という意味では安心ですね。


●周りの治安。
住む以上は、治安は気になりますよね。都市部にいくと、かなり危ないところもあります。日本はかなり平和なところですので、基本的に自分が平和ボケしているという認識をしっかり持ちましょう。
私が今いるところはアメリカでも治安のよさが上位な場所なので、シカゴなんかに行くと、普段どんなに平和な生活をしているかを思い知らされます。それでも気をつけないといけないですが。


●気候や自然災害。
季節性うつ(seasonal depression)というのがあるぐらいなので、実はあまり甘く見てはいけないようです。北部に来ると、とにかく冬が長いです。ただでさえ日照時間が短い上に空も曇りがちで、人によってはすごく気分が落ち込むと思います。冬服は高いし肩も凝ります(笑)
反対に、いつも暖かくて、青い空が見られる地域もありますし、さらにはめちゃくちゃ暑くなる地域もあるわけですね。
あと、自然災害の種類も日本とは違いますので、決定要因にはならずとも、調べてみておくと来てから便利かと思います。
ちなみに私の場合は、修士のときは合格したのが全部北の方の学校だったので、寒さが苦手でも南に行く余地はありませんでした(笑)ただ、雷雨や積雪は別として、自然災害が殆どなくて、台風や地震のある日本からは考えもつかないほど平和な地域でした。


●地域性。
例えば、西海岸と東海岸では文化が多少違います。また南部は独特の文化があります。どの文化が自分に合うか?というのも、本当に甲乙つけがたいときは、考慮に入れてみてもいいかもしれません。
特に、行ったことがある地域だと、やっぱり安心しますよね。私は西海岸には行ったことがあるので、そういう意味では西海岸の学校は魅力的でした。まぁ大したことじゃないし、こだわるのもねぇー、と思って、東海岸にしましたが(笑)。


参考になると幸いです。

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